エンジンはその機構上、摩擦部分や回転軸受が多いので、摩耗を防ぎ動きを滑らかにする潤滑装置が必要になる。ここで使う潤滑剤がエンジンオイルで、その役目は潤滑だけでなく、ピストンなどの冷却やリング部のガスシールなどの働きも兼ねている。エンジン内には通常5リットル前後のエンジンオイルが入れられており、停止中はエンジン下部のオイルパンに溜められている。エンジンを始動するとオイルはポンプで吸い上げられて各部に圧送され、潤滑の終わったオイルはオイルパンに戻る。一部のレース用エンジンなどは、車高を下げるためにオイルパンを使わず、別タンクにオイルを溜める方式も採用されている。